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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 

 電池で震えるおもちゃは私の一番敏感なところに、触れるか触れないかの所に置かれた。空気の振動が伝わってくる。硬直している私を置いて、博人さんはベッドから降りた。どこ?どこにいるの?床を擦る木の音がして、博人さんが椅子を引き寄せて座ったのが分かった。
 動けない。私は息をするのも怖かった。足の間にあって確実にかすかな振動を伝えてくるおもちゃの存在。椅子に座ってじっと私を見ている博人さんの視線。頭の中では自分が彼の前でどんな格好をしているのか。部屋に差し込む光がどれほど明るかったか。そのことでいっぱいになっていた。
 それなのに、足の間が熱くなりとろけていくのが分かる。内側から確実に膨らみ充血し開いていく花。蜜がトロトロと溢れ感じやすく尖ってくる。あ。耐えられない。思わず身じろぎをしたとたん。その尖りがおもちゃの鋭い振動に触れる。体中に広がる甘い快感。
「あうっ」
 声を上げてしまい、そのことに硬直する。聞かれた。博人さんにその声を聞かれた。セックスの時とは違う。お互いに抱きしめあい、求め合っているときとはまったく違う。何の乱れも無く冷静な博人さんがすぐ側の椅子に座っていて、なす術もなく溶けていく様を、 
 じっと見られているという恥ずかしさが脳を焼き尽くそうとする。いやいや。恥ずかしい。必死におもちゃから体を遠ざける。でも、一度触れたことで知った欲望の灯はどんどんと私の体の温度を高めているようだった。
 体がじんわりと汗ばんでくる。握り締めた手もシーツに押し付けた額も…。体が震える。欲しい。アレが欲しい。ほんの1ミリ先にそれはある。振動しながら私を待ち構えている。ちょっと体を動かせば手に入るところに、おとなしく座って待っている。博人さんが動く気配がする。
「欲しい?」
 欲しくない。欲しくない。欲しくない。顔を覗き込まれている。彼の吐息が頬にかかる。いや。私は急いで顔を背けた。頬に手を当てられ、ゆっくりと引き戻される。いや。見ないで。いや。
「体を動かして押し付けてごらん」
 そんなこと。どうして、そんなことさせるの?首をいやいやと振ってみせながらも、自分でもそうしたくてたまらないのに気がついた。神経をじりじりと炙られているような耐え難さ。
 ああ。もうだめ。ゆっくりと縮めていた腕を伸ばしてずり下がる。一番の望んでいた場所に、鋭い快感が突き上げてきた……と、思う間もなく、固定されていないおもちゃは、体に押されたことで勝手にするすると逃げていく。自身の振動も手伝って、届かないほど遠くへ。
「あ!いやぁ!」
 いや。いや。いや。自分のした事と、その結果に私は身もだえして泣いた。こんな恥ずかしいことをさせる博人さんが恨めしくて、そんな博人さんを焦がれるほどに求めている自分が恨めしくて……。
 暖かい彼の体が重なってくる。肩にキスされる。うなじにも。髪の毛にも。くちびるは背中を降りてくる。それだけで、今まで知らなかった喜びが押し寄せてくる。私はのけぞり波にもまれて痙攣した。意識がふっと白くなり、感じるのは抱きしめてくる暖かい腕だけ……。
 その後は夢の中のように物事が進んで行った。手首から始まってわき腹をゆっくりと降りて来る愛撫。腰骨の上をくるくると廻りながらさまよい続ける。この間のセックスとどう違うの?ただ、身動きが出来ないように拘束されているというだけで、どんな愛撫も外に流すことが出来ないのだ。
 自由に動けないということが、愛撫に答えられないということが、これほど世界を変えてしまうなんて。後ろから覆いかぶさってきた博人さんの息が弾んでくる。
「夕姫。もう、我慢出来ない。後ろから入るよ」
 答えられる余裕なんて無かった。私はただ泣きながら博人さんに貫かれた。



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