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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 

 席に戻ろうとしてどういうわけか随分混んでいるのに気がついて、ちょっとうんざりした気分になった。女性客がやけに多い。そして、ちらちらとボックス席に座っている叔父を見ているのだ。はっきり行って叔父は美丈夫で魅力的な男だ。こんな場所で人待ち顔に飲んでいれば、女性の注目を集めても仕方ない。だが、あの前に座って、今から何をされるのかを考えるとまったく嬉しくなかった。
「ああ、来たな。ちゃんと勃ったか」
 僕はぐるりと目を廻して見せた。遠慮の無い口を両手でふさいでやりたい。多分、今の一言で、ちらちら見ていた女性達はすっかりと耳をそばだててしまったはずだった。
 徹底的にやるつもりなんだなと思うと、それだけで身体が熱くなってきた。刺激的な事をすると考えると性癖には関係なく興奮するものらしい。憮然としたまま、僕の席に運ばれてあったウィスキーを口に運んだ。とにかく少しでも酒を入れないと、とても素面では耐えられそうになかった。
 と、叔父がおもむろにテーブルの上にリモコンを乗せる。分かっていても、こうあからさまに見せられるとたじろがずにはいられない。
「これが、スイッチだ。それから、ここがアナルローターの強弱。こっちはリングの振動のスイッチ。それから、強弱」
 リングまで振動するのか…。僕は情けない思いでリモコンを見つめて、黙って叔父の説明を聞いていた。
「入れるぞ」
 そんな大きな声で言わないでください。僕は心の中で文句を言った。だがその時はもう身体がびくっと反応してしまっていた。目をつぶって体の中の振動を味わう。
「こっちを見て」
 叔父に促され、眼をあけて彼の目を見る。心から嬉しそうに微笑んでいる。すごく楽しんでいる。酷い男だ。
「感じるか?」
 これ以上喜ばせる理由も無くて、平静を装って黙ったままうなずいた。
「強くするぞ。視線をそらすなよ」
 ゆっくりとつまみが廻されるとともに、身体の中の振動が強くなってくる。叔父の顔を見つめたまま、その振動が強くなってくるのを身体で受け止める。強い快感がせり上がってくる。グラスから離した手を思わず握りこむ。手が震える。急に振動の強さが弱まり快感が遠ざかる、そして、またじわじわと追い上げられる。
「あ…」
 くそっ。今のはきっと聞こえてしまったに違いない。叔父の遠慮の無い説明で、ここで何が行われているのか気がついている客もいるはずだった。握った手を意識してゆるめ肩の力を抜こうと無駄な努力をした。余計な事を言わないように、自分のこぶしを口元へ持っていった。
「どうだ?」
 わかりきっていることを聞きながら、眼の中を覗き込んでくる叔父を思いっきり睨みつけた。
 だが、いくら平気な顔を装おうとしても、もう、うまくいかなかった。耐え切れずに大きく息を吸い込む。唇に押し当てた曲がった人差し指の第二関節に歯をたてた。叔父は意地悪く、強弱をうまく操って、追い上げてくる。一定の振動が続くよりもずっと快感が強くなる。
 リングに拘束されているはずのそこもあからさまに反応してしまっていた。じっと座っていられず、つい座りなおしてしまうつと、その時リングの方が呼応するように動き始めた。
「くっ」
 ダメだ。押さえられない。眼をつぶってやり過ごそうとしても、身体の方は勝手に暴走を始めていた。周囲の視線を感じる。他人の前で、責められるということがどういうことなのか、ローターの振動で身体の芯に刻み込まれているようだ。
 もうだめだと思った瞬間、パチンとスイッチが切られる。ぽっかりとあく空白の時間。冷や汗が吹き出して来る。じっと待っているのさえ辛く感じる……テーブルの端に爪を立てるようにして握りこむ。視線を上げられない。必死に床の模様を眺めている振りをして浅い息をくりかえす。熱くなっていた体を少しでも落ち着かせようとして…。
「もう、一度だ」
「あうっ」
 二度目は、いきなり強い振動から入った。
「博人。顔をあげるんだ」
 おそらくは、すっかりと上気して快感にとろけている顔をさらすように命令される。目を上げて叔父の顔を見た。
「まったく、色っぽい眼をして。だれにもやりたくなくなるな」
 冗談でしょう。あなたの物になんて絶対になりませんよ。必死で喘ぎを押し殺そうとしながら毒づく。リングとローターが交互に強くなる。まっすぐ座っていられなくなって思わず腰をひねった。見られているのが分かっていても平静を保つことが出来ない。
 我ながら馬鹿正直に、前立腺の位置にぴったりとあわせたローターが恨めしかった。ぐううっと強くなった快感が限界まで迫ってくる。まずい。息をつめて、何とか押さえようとしたその瞬間。叔父の手がテーブル越しにさっと伸びて肩をつかまれ引き寄せられた。熱い唇がぴったりと押し付けられたと思うと、あっという間に口の中に進入されていた。しまった。と思った時には遅かった。叔父はめちゃくちゃにキスがうまいのだ。ぱあっと世界が弾けて、こんな場所で逝ってしまっていた。



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