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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 
 一日の仕事が終って、退社する時間になったけれど、株式の数字が気になって、確認のためにネットの上で検討していた、東野が部屋に入ってきて、机の上に明日の予定表を置いた。
「ありがとう。ご苦労様」
 いつもはこのまま退社していくのが常だったから、顔も上げずに挨拶した。ところが、退出する気配が無い。何気なく振り仰いで彼の顔を見つめてしまった。ちょっと頬を赤くして、困ったように眉を寄せてこっちを見ている。
 まったく流行におもねる気配も無いシンプルなダークなスーツにホワイトシャツ。素のままで染めていない黒髪を、ちょっと前髪をかき上げたような自然な髪型にしている。改めてみると、整った顔立ちですらりとした背丈なんだから、美青年なんだった。
「社長、お話が…」
 思い余ってという彼の様子に、すっかり忘れていた朝のシーンが蘇ってきた。女の子と遊び歩いているというふうでもないのに、結構キスもうまかった。思い出しただけでちょっと熱くなってしまう。
「なあに?」
 パソコンの画面を次々と閉じて、何気なく椅子を廻して立ち上がる。机の上の予定表を取り上げてめくりながら、先をうながす。
「今朝の事なんですが…」
 まずい!まずいわ。まったく、直属部下なんかにじゃれたのは本当に失敗だった。日頃、ほとんど無駄口も聞かず、淡々と仕事をこなす有能な部下の意外な一面にはしゃいだ自分が呪わしい。
「決して、戯れに仕掛けたわけではないんです」
 え?一瞬、聞いてはいけない言葉を聞いてしまった事に、本能の警報機がランプを点滅させる。すぐに彼の口を封じさせて、退出させないとものすごくまずい事態に足を突っ込む事になると気がついて、急いで顔を上げたが、もう間に合わなかった。
「ずっと、あなたが好きでした」




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