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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 
  椅子にまっすぐ座った彼女は、今までの様子と別人のようにぴったりと膝頭を合わせて、なにかを怖れるかのように小さくなっていた。
「お嬢様、おみ足を肘掛の上に開いてお乗せいただけますか?」
 弾かれたように、マリエーヌは赤い顔を私の方へ向けた。激しく首を振る。
「いや。そんな事絶対にいや」
 従順に何もかもされるままになっていた彼女が反抗した事に私はびっくりした。
「いや。ニコラス。嫌よ。お願い、そんな事彼にさせないで」
 驚いている私に、彼女は、椅子の中でにじり寄るようなしぐさをした。辛そうに眉がゆがめで、膝と肘掛に手を付いた彼女は立ち上がろうとする。
「困りましたね。お嬢様。あと少しですのに、素直になさらないのであれば、ちょっと括らせていただかなくてはなりません」
 さっと蒼ざめたマリエーヌはきっとハルトヴィックを、眦を吊り上げてねめつけた。
「なんですって!そんな事、許さないわ。無礼でしょう」
 子供とは言っても伯爵家の令嬢、その言葉には充分な威令があり、ハルトヴィックは明らかに蒼ざめて怯んだ。しかし、男二人に少女一人の人数を頼み伯爵の命令を嵩にきたこの男は、気を取り直すと慣れた手つきで彼女の両手を取ると、くるりとその周りに絹の紐を撒き付けた。
「あ、いや!」
 少女の抵抗など大の男にかかればなんという事も無いのだ。あっという間に彼女の括られた手は頭の後ろに廻されて肘掛け椅子の脚の部分に引っ張って止めつけられた。
「なにするの!」
 彼女はためらわず自由な脚を蹴り出した。ハルトヴィックはとんでもない所を蹴られそうになって、勢いよく後へ飛退かなければならなかった。
「お嬢様。お嬢様。お願いでございます。あと少しご辛抱くださいませ。後と同じ様に前の寸法も測るだけでございます」
 真っ赤になった顔を精一杯捻っていたマリエーヌは、情けない視線をチラッと私の方へ向けた。
「マリエーヌ」
 あと少しだから。という、彼の言葉を信じるしかないだろう。結局はすべての採寸を済ませなければならないのだから。だが、もじもじと膝をすり合わせていた彼女の身体はうっすらと汗をかき、首筋辺りまで赤く染まってきていた。
「失礼いたします」
 こんなシーンには慣れているのだろう、ハルトヴィックは気を取り直して彼女のそろえられた足首を両手でつかみ膝頭を彼女のお腹に押し付けるように脚を折りたたんだ。
「きゃあ……」
 その姿勢にされると力が入らないのだ。手早く脚の間にハルトヴィックが身体を割りいれると片方の膝頭に体重を預けるようにして彼女の脚を開いてしまった。肘掛に乗せ、手早く取り出した絹紐を巻きつけて膝の上を括る。
「いや。いやだってば。しないで」
 もがく彼女の身体をいなしながら、反対側の脚へ強く身体を押し付けるようにして充分割開き、再度肘掛けに乗せ揚げるとまた新たな紐を取り出して彼女の膝を拘束し始めた。
「いやあ。やめてよ。こんなのいや」
 彼女の声が鳴き声になってきて、私は意外な展開に驚いて腰を上げた。
「アルバート!乱暴するな。彼女は嫌がっている」
 ハルトヴィックは膝をついたまま彼女のそばから、大急ぎで離れた。床に手を着いたままかしこまっている。
「申し訳ございません。お嬢様が素直になさってくだされば、このような無礼な振る舞いには及ばなくてもすんだのですが…なにぶん、女性にとってはお辛い格好ですので」
 いや。違う。それだけなら彼女はこうも抵抗しなかったろう。おそらくは、さっき彼女の後ろを緩めた薬が、彼女の予想もしなかった結果を彼女の上にもたらしてしまった事が、彼女を動揺させているのではないだろうか。
 そう、ぱっくりと大きく割り開かれた彼女の身体は、すっかりと濡れそぼり絶え間なく蜜を吹き上げながら赤くうごめいていた。それと共に、女性なら消してありえない場所が私達の目の前でびくびくと堅く跳ねてその存在を主張し始めていた。ハルトヴィックが私の言葉に萎縮して小さくなってかしこまり、私がすっかりその光景に魅せられて息を詰めてみつめている間、彼女は恥ずかしい格好で拘束されたまま赤い顔をきつくねじって肩で大きく息を付いていたが、やがて、かすかに震え始めた。ぎゅっと瞼を強く閉じる。膝頭から内腿へ向けて細かな痙攣がはしり、爪先がピンと反り返った。
「痒い…」



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