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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 
  マリエーヌは気だるげに頭をもたげると、私の姿を探して視線を泳がせた。
「ニコラス…」
 そして、小さくもがいて、紐が身体を相変わらず引き裂いて留め付けているのを確認すると、再びぐったりと椅子にもたれて溜息を付いた。まだ痒みが間欠的に襲ってくるのだろう腰をもじもじともじつかせている。
「ニコラス?…紐を解いてよ。あいつ、もう出て行ったんだろう?」
 私はさっきまで自分の座っていた椅子を、音を立てて引き寄せると彼女の脚の間を覗き込む位置に据えてそこへ腰を降ろした。マリエーヌはさっと顔色を変えて身体を起こそうとし、紐を喰い込ませて悲鳴を上げる。
「ニコラス。何するつもり?…いや。ね…もう、いやだってば。解いてよ」
 明らかに狼狽し、焦って自由な身体を取り戻そうともがくマリエーヌの上に、いったん鎮まったはずの痒みが、動く事で戻ってくるのはすぐだった。彼女は、恨めしげに僕をねめつけるとあきらめたのか身体を突っ張って椅子にめりこませた。僕は肘掛に肘をついてその手の上に頬を乗せ、彼女が震えながらじっと耐える様をみつめた。
「くっ…あぁ…は…」
まず最初は、右へ、反射的に跳ねて左へ。椅子に身体を押し付ける。頭を振ると、細かな汗が飛び散った。
「あああ……。いや。ニコラス。もう、許して」
「辛い?」
 こくこくと必死にうなずく子供は、反り返っていた爪先をきゅっと強く折りたたんだ。
「ああ!もうだめ。耐えられない。解いてよ。お願いだから!」
「まだ、だめだ」
「酷いよ!人非人!お願い。お願いだから。もう、ほんとにだめ」
 私が覗き込むとマリエーヌはくしゃくしゃと涙に濡れた顔をさっとそらす。お仕置きの時は、辺りはばからずに泣き、いくらでも懇願して見せるマリエーヌの新しい顔に私は、驚いていた。
 どうやら、こんな事で泣いているのを認めたくは無いらしい。顎に手を添えて顔を引き戻すと喰いしばった歯の間から、押さえきれない嗚咽を洩らしながら悔しそうに私を見た。
「さっきは、私も辛かった。あなたをあの男の手に委ねなければいけなかった時」
「だって、それは、私には、どうしようもなかったでしょう?貞操帯をつくるためなんだし…!」
「あなたは、私の嫉妬と苦しみを楽しんだろう?」
 驚いた彼女は、目をいっぱいに見開いて私を見つめた。
「そんな事ないってば。だって、ね。ニコラス、あなただって、それを楽しんでいたじゃない」
「そう?」
 私はつと、人差し指を伸ばして彼女の花びらの縁を優しくなぞった。
「いやああああああああ……!」
 そんなかすかな動作でも、彼女は絞め殺されるような声を上げると激しく身もだえして、逃れようとする。触れるか触れないかの境目の優しい愛撫は、痒みを激しくするだけで、彼女にとっては苦しみを尚、追い上げるだけの作用しかなかった。
 我慢できず、腰をもたげて振りたくり始めた彼女をよそ目に、私はそのかすかな愛撫を繰り返し、気まぐれにやめては彼女の鳴き声を絞り取った。
「酷い。酷いよ。やめて。お願い。ニコラス……」
 さしもの彼女の体力も、限界になってきたのだろう蒼ざめて震える声に力が無くなって来たのを感じた私は、立ち上がるとベランダのテーブルの上に放置されたままのティーセットの上に並べられていた紅茶のためのレモンの皿を持って戻ってきた。
 ひっくひっくとしゃくりあげる彼女の脚の割れ目に一枚を指で押し入れる。それから他のレモンを絞って赤く膨らんだ彼女のそこへ塗りつけてやった。息も絶え絶えだった彼女は、私がなすがままにじっとこらえている。それから、紐をナイフで手早く切って彼女を自由にしてやった。呼び鈴を鳴らして小間使いを呼ぶと、風呂の準備をさせる。
「ニコラス。このままにしちゃうの?」
 さんざん責め弄られた彼女の欲望がすっかり燃え上がっているのは分かっていた。だが、それは、私と彼女にとっても初めての行為になるはずだった。
「今夜…ね。あの男の手を借りてやりたくなんかない」
 マリエーヌは恥ずかしそうににっこりと笑い、脚の間からレモンを引き出した。
「不思議…もう、痒くないや」
 そして、顔を上げると当然のような様子でキスをねだった。




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