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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
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 私達は、にっこりと微笑みを交わし、そして、ハルトヴィックを部屋に招きいれた。ぴったりと彼女の身体に添って作られた貞操帯の最後の微調整を行うために。長時間を身につけても、決して、彼女の身体に傷を付ける事も無く、負担にもならないようにハルトヴィックは念入りに何度も、貞操帯を外してはつけ、つけては外して、形を整えた。
 ようやく、満足が行く形になり、マリエーヌも納得した様子で椅子に座ったり、立ち上がったり歩いてみたりしていたが、ふと不思議そうな顔でハルトヴィックを振り返った。
「この、貞操帯をつけている間は、用を足す時にはどうしたらいい?」
「前後に、穴が空いておりますので、ご不自由は特に無いと思われます」
 リラックスしてきていたマリエーヌは、すっかりと警戒心も薄れた様子で、私達の目の前であけすけに裾をめくるとその穴を探ってみようとした。私はマリエーヌの様子を見ている振りをしながら、こっそりとハルトヴィックの表情を追っていた。あくまで職業的な興味以上の物は見せまいと、緊張している彼の引きつった笑顔とぎこちない体の動き、そしてこっそりと盗み見るような視線。普通の大人にとってマリエーヌのようにまだまだ、少女の体つきを抜け出していない子供の身体は、欲情の対象となるには不十分なはずなのに。どういうわけなのだろう。男たちは皆、いつの間にか魅せられ、釘付けにさせられてしまう…。
 私は、溜息をつかずにはいられなかった。伯爵の館へマリエーヌが住む事になれば、多くの男たちの目に彼女は触れる事になる。そうなれば、結局はこの貞操帯が、どれほど重要なものになるか。伯爵の懸念がどれほど的を射たものか、私は知る事になるだろう。
 そして、彼女自身も。今は、たった一人だけの求婚者である私の後に、連なる熱心な貴族達を見れば、私に対して見劣りを感じる日も来るのではないか。
 マリエーヌは納得したのだろう。裾を元通りに降ろしてしわを伸ばすと、ポンと安楽椅子に腰を降ろした。ハルトヴィックは、彼女が見せる、男の子のようなきびきびとしてそれでいてどこかなまめかしい動きから、意志の力で無理矢理自分の視線を引き剥がした様子だった。改めて私と視線が合うと、わずかなうしろろめたさと共感を持った視線で、私に自分の気持ちを伝えてきた。
 彼の気持ちが分からないわけではない。だが、だからと言って、私が恋敵であろうとする彼に寛容な姿勢をみせる必要などこにも無いではないか。私がそっけないうなずきしか返さなかった事で、彼は意趣返しをしようと思ったのだろう。私がマリエーヌに内緒で注文していたあれこれに付いて言及してきた。
「ボールドウィン様が選ばれたあれこれの小物もお持ちいたしましたが、それも今お見せいたしますか」
マリエーヌは、びっくりして私方を見た。
「ニコラス、なに?何を注文したんだい?」
「多くの男性が、貞操帯に付属させたいと考えるあれこれの道具だよ。ハルトヴィック、その品物は彼女のいないところで見るよ。実際に彼女とそれで遊ぶ時に、驚かせたいからね」
「ええ!そんなのって、ずるい。ニコラスったら」
 私は、わざとらしく彼女の身体を引き寄せて軽いキスを振りまいて見せた。この間のお返しに俯いているハルトヴィックに歯軋りさせてやりたかった。
「それは、これからのお楽しみなんだよ。それに、君の身体はまだまだこれから大人になるんだからね。何もかも一度に進める必要は無いんだ。私達は、一生一緒にいるんだからね。焦るつもりはないよ」
 ぷんっとふくれたマリエーヌは、くるりとガウンの裾を翻しながら廻って見せた。フレアのたっぷりと入ったガウンはふうわりと翻り、淑女が決して人の目には触れさせる事の無いしなやかな脚の線が動くのが露になった。見せびらかすだけ見せびらかして、可笑しくて堪らない様子でくすくすと笑いながら、マリエーヌは立ち上がった。
「いいよ。じゃあ、席を外してあげる。男同士の内緒話をなさいな。その代わり後でたっぷりと可愛がってくれないとだめだよ」
 妖精は、華やかな笑い声を残して、部屋を出て行った。
「さあ、それでは、小道具の方を見せてもらおうかな」
「はい、ボールドウィン様」



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