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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 
 だが、カチリと金属が音を立ててはずれ、ようやく自由の身になると、彼女は、キスも愛撫も棚上げにして、その熱い身体を私の腕の檻からからするりと抜け出させ、一直線に湯ぶねの中に飛び込んでいく。シャボンのをたっぷりと泡立てて、閉じ込められていた身体をゴシゴシ擦りたがるのだ。私は彼女が満足いくまで身体の隅々までを洗うのを眺めて楽しんだ。
 彼女がすっかり赤むけになってしまうと、私は、袖を撒くってシャボンの泡をたてると彼女のあそこをそっと洗ってあげる事にしていた。その場所は、もう私の「もの」…。彼女の「もの」ではないのだ。
 湯ぶねに立たせて、脚を開かせると、泡の立った掌でそっと上から覆ってやる。彼女は眼を閉じて身体を堅くする。私は、やわらかく撫で上げるようにしながら泡を塗りこめる。
 前にも、そして、後にも……。
 彼女の唇から溜息が洩れる。私の肩にかけられたその手に力が入る。六日間一度も触れられる事なく、閉じ込められた花びらの縁をゆるゆると這い回る指の動きに、彼女は思わず腰を引く。
「あ…ああ…ん」
 彼女の表情を確かめながら、ゆっくりと指で弄りまわす。念入りに、じっくりと、確かめながら。うんと時間をかけて、行きつ戻りつさせ、彼女の喘ぎを絞り取る。
「もう…だ…め…。ニコラス、早く」
 立ってられなくなった彼女が僕の身体にすがりつき、彼女のそこが、石鹸の泡のすべりだけでないぬるつきに覆われると、私は手桶で何杯も湯をかけて、彼女の身体から泡を流し落とした。シャボンの泡は、彼女の身体の中には刺激が強すぎるのだ。大きな布で彼女をくるむと抱き上げてベッドへ直行する。お互いに待ち遠しく思っていた週末の楽しみを存分に味わうために。
 回数を重ねる毎に、彼女の身体は柔軟になり、痛みを訴える事も減ってきた。だが、それでも、まだ青い果実である事にかわりはない。私は、彼女の中に入るのを出来るだけ引き伸ばし、念入りに時間をかけた。自分の欲望は棚上げして、彼女の身体が魚のように跳ね、押さえつける私の身体を跳ね返そうともがくまで…。
 それから、彼女の両脚の中に身体を入れてゆっくりと刺し貫いた。私の背中を引き寄せながら、彼女は毎回涙を降り零した。痛みのためではなく、苦しみのためでもない涙。私の愛しいマリエーヌ。彼女の身体の中は暖かく、私の幸せのすべてはそこにあった。私は、彼女の中にある宇宙にたゆたい、それをむさぼった。
 私達はひとつになり、そして、お互いにまだ、恐ろしく遠く……孤独だった。







 ひとつのベッドを分け合い、たわいもない日常の話をしながら何度か愛し合う。そしてぬくもりを抱きしめて眠る。
 翌朝の午前11時頃に小間使いがカーテンを開けにくるまで、二人はお互いの身体に腕をまわしたまままどろんだ。そして、運ばれてきたお湯で洗面し、運ばれてきた朝食をベッドの脇のテーブルで食べる。
 にこやかな会話が続くのはその食事の間だけ。終わりに近づくとわざとらしく彼女は私のいう事を聞かなくなるのだ。砂糖を廻して…とか、パンを取って…と、いったさりげない言葉を黙ってやりすごす。それが、合図だった。私達の間にあった和やかな語らいは終わりを告げ、私達は別れのための儀式に入るのだ。
「マリエーヌ?聞えなかったの」
「困った娘だね。そんな子には、お仕置きをしないと」
「どうして、僕のいう事を素直に聞けないんだ」
「正直に言わないと、ひどくぶつよ」

 始まりの言葉はなんでもよかった。目的はただ、ひとつだったから。僕は、彼女の身体を乱暴に引き寄せて膝に乗せる。あるいは、もったいぶって説教をしながら椅子の上に伏せさせる。手ひどく小突き回して、ベッドの柱に縛り付ける。彼女は、泣き。抵抗し。唇を噛んで私を見上げる。そして、眼を潤ませ、欲情し、舌なめずりをしながら、私の手の下にひざまずくのだ。
「ニコラス。いやあ…!もう許して。お願い。お願い」
 泣き叫び、哀願する少女をお仕置きする、かんしゃくもちの酷い男。それが、伯爵家の使用人達が知っている館での私だった。私は、毎回、彼女の我慢が切れて鳴き声をあげるまで手ひどくぶった。自分から望んで差し出した身体を、こらえきれずに逃げ出そうともがき始めるまで。いや、それ以上に。彼女が耐え切れず必死になって抵抗し始めてからも、尚、押さえつけて打った。
 しゃくりあげる彼女のお尻を冷やしてやり、薬を塗りながら、私は別れを噛み締める。そして、彼女の身体に貞操帯を付けさせて鍵を掛ける。カチリというその音が、幸せな逢引の終わりを告げて、私はまた六日間の苦役をこなすために帰途に着くのだった。



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