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 明け方の夢を膨らませて作った、切ないSMの物語


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性的、暴力的な表現を含んでいます。
虚構と現実の区別のつかない方
18歳未満の方はご遠慮くださいませ。
自己責任に於いて閲覧していただきますようお願いします。

 




 お尻を叩かせてくれると言い出したのはバーで出会ったばかりの男性だった。最近流行のブラックスーツにめずらしい白いワイシャツ。そして、濃淡のグレーのドット模様のネクタイ。地味になりそうなくらいにシックな取り合わせなのに、爽やかで垢抜けた印象の着こなしの彼は、物静かに低い声で優しくささやく人で、私はいつの間にか警戒感を失ってしまっていた。なぜ、そんな話になったのかよく覚えていないのだけど、いつの間にか話題がスパンキングの事になっていて、その彼はそういう性癖についての知識がまったくないようだった。
「なぜ、そんな事をするんですか?」
 不思議そうに微笑んだ彼の嫌悪を微塵も感じさせない表情に、私はついつい、深入りをしてしまったのだと思う。普段は絶対に誰にも明かさない、フェチな性癖への興味を、今日あったばかりの男性に打ち明けてしまうなんて。
「だって、どきどきするんだもの。どうしてなのか分からないけど・・・。子供の頃から。だから、最初からそれが好きだったんだと思うわ。」
しばらく彼は、私の手を見つめてロックの氷をからからと廻していた。
「叩かれた事があるんですか?」
「ええ。去年別れた彼に・・・。ちょっとSが入ってる人だったんだと思うけど。」
 私は、好きだった人の顔を思い出そうとして。そして、思い出せないことに気がついて困惑した。
「ねだって、叩いてもらった訳じゃないの。いつのまにか・・・。で、自分がそれを好きだって確認したの。」

 私はちょっと、うん・・・って背伸びして見せた。思いもかけないことを打ち明けた後、自分が緊張して固くなっている事に気がついたからだ。
「でも、叩いた事はないのよねぇ。もし、叩いてみたら、どっちが本当に向いてるか、分かると思うのに。」
「叩く方が好きな人は、叩かれるのは好きじゃないのかな・・・・。」
「分からないわ。だって、その彼以外の経験なんて無いし。」
私は、内緒話をするように乗り出して声を潜めた。
「この間ネットで動画を見たの。そしたらね。叩く人は教師で、叩かれる女の人は女子高校生みたいな設定だったわ。やっぱり、お仕置きって男の人が女の人を、ってパターンが多いんじゃないかしら。」
 こんな場所で、いい男だけど見も知らぬ相手に、そんな話をしている事にちょっとハイになってきて、頬が熱くなってきた。お酒のせいなのか、囁きを聞き取るために彼も自然と屈んで来て、距離が近づいたためなのか分からなかったけど。
「でも、あなたは叩いてみたいんだ。」
「うん・・・。」
 私は、ちょっと首をかしげた。
「相手が女の子という事も考えてみたの。でも、やっぱり・・・ちょっと上手くないような気がするの。私って、レズはダメなのかもしれない。」
「どうかな。」
 相手もちょっと眉を寄せて考える様子を見せた。
「性的指向とは、無関係なんじゃないの?そもそもお仕置きって恋愛とは無関係でしょう?」
「だって、ありえないような気がするの。まったく、恋愛感情の無い人の前でお尻なんて出せないもの。」
「そうだねぇ・・・。女性はそうなのかもしれないね。男だったら、別に頓着しないと思うけど。」
「ええ?そういうもの?」
「うん。だって・・・男は恋愛感情がなくても、行為が出来るものなんだよ。」
 私は、ちょっとびっくりして、相手をみつめた。確かにその通りだ。だって、男は風俗に行けるんだし。あまりにも当たり前の事実なのに、目の前の相手があまりにも紳士然としていて、とってもそんな風景を想像できなかった。知らない相手とセックスする。たとえば、今、目の前にいる彼と。

 私は、その場面を想像しようとした。もしかしたら・・・。もしかしたら彼が相手なら出来るかもしれない。
 ああ、でも、それは彼が私にとっては、とっても好みの男性で、しかもとってもハンサムで格好がいいせいかもしれない。
 そうじゃなかったら、できないだろう。たとえ見知らぬ相手でなくても・・・。私は仲のいいボーイフレンド達をあれこれと思い浮かべてみた。趣味が同じで、話していても楽しくて・・・長い付き合いの誰彼を。ううん。だめ。できない。愛していない男性となんて。そう結論付けて、もういちど目の前の彼を見る。彼となら、出来るような気がするって事は・・・私は会ったばかりのこの男性を好きに成り始めてるんだろうか・・・・。
「僕で試してみる?」
 ええ!?にっこりと微笑んだ彼に、息を呑み、考えていたのを見透かされた恥ずかしさに赤くなってしまう。それでも走り出した鼓動は確実に、私が彼に急速に好意を感じ始めている事を私自身に教えてくれていた。





 バーを出て、二人で行ったのは、ちょっと歩いた所にあるファッションホテルだった。自分の大胆さに呆れてしまう。正直言うと、あんまり、こういう所に行った事が無い。付き合った男性は二人。二人とも一人暮らしでアパート住まいだったし、私自身も一人暮らしだから、特にホテルに行く必要性がなかった。それも、今日会ったばかりの男性と二人きりになろうとしている。
 別にエッチしようという話になったわけじゃなくて、お尻を叩くのが目的だけど、いい齢をした男女が二人でホテルに入って、しかも服を脱ぐ行為をした後になにも無いなんて、ありえないような気がする。やっぱ、相手に「しよう」と言われたら応じるのがマナーなんじゃないかなぁ。そう考えると、自分のやっている事の無謀さに笑えてしまった。お尻を叩くなんて、誰がどう見ても異常な行為だ。そんな事を始めてあった男とやることに比べれば、バーからホテルへ行きセックスに雪崩込む事はあまりにも普通の常識的展開なのに、あれこれと思い惑っている自分がおかしく感じてしまう。

「シャワーを使いたいんだけど。」
「ああ、うん、そうね。」
 スパンキングする前に、お風呂に入る必要なんて聞いたことも無かったけど、でも、相手にしてみればお尻をむき出しにするんだから風呂に入りたいと思っても当然かもしれない。問題は彼が出て来た時に自分もシャワーを使うべきかどうか。私は服を脱がなくてもいいんだから、シャワーを使ったら「そのままセックスしましょう。」って、言っているようなものだった。あー、もう、こんな事をあれこれ考えるなんて、物慣れてない事の証明みたいなものだ。セックスしたから、どうだって訳じゃないし、好みの男なんだから成り行きに任せよう。
 バスローブで出てきた彼は、ちょっと恥ずかしそうに微笑んだ。
「え・・・と、もう一度服を着たほうがいいのかな。スーツ姿のほうがいいの?」
「あ・・・うん。そうね。道具が無いからベルトを貸してもらえる?私もシャワーを浴びてくるから、ワイシャツとズボンは着ておいて。」
「下着も?」
「下着はいいわ。」
 純粋にスパンキングに付き合うつもりらしい男性は、了解と言うように軽く挙げた手をこめかみの所に当てた。敬礼されたみたいでなんだかおかしくってくすくす笑いながら、バスルームに入る。さっきまでの緊張が嘘のように溶け出して、私は暖かなシャワーの奔流の下に我が身を晒した。一日の疲れを洗い流す。そして、彼に対する隔ても。せっかく、シャワーを浴びたのだから、終わったら、相手に叩かせてみるのもいいかもしれない。ちょっと怖いような気もするが、私の気持ちを無視して乱暴はしないような気がする。それとも、そんな考えは甘いのだろうか。

 ちゃんと髪を乾かしてから、下着だけ着けてバスローブを羽織る。化粧もしっかりと落としてしまったが、だからって、困るほどのちゃんとした化粧をしている訳ではない。鏡の前にある化粧品の中に口紅を見つけたので薄く色を乗せた。さて、いざ出陣だ。

 彼は、白いワイシャツにスーツのズボンを着てソファに座り、氷の入ったグラスを傾けてカラカラと音を立てていた。そういえば、バーでもそうしていたような気がする。きっとそれが癖なのかもしれない。部屋には、スローなジャズが流れていて、思っていたよりも綺麗で新しいホテルの内装が、ラブホテルに来ているって事を意識させなかった。
「何か飲む?」
「何を飲んでいるの?」
「これは、ミネラルウォーターだよ。」
「あ、じゃあ、私もそれにするかな。」
 彼は、並べてあったもう一つのグラスにボトルから残りの水を注いで私に差し出した。私はそれを受け取って彼が座っているソファと90度の角度にすえてある安楽椅子に座った。私がごくごくと水を飲んでいる間、彼は両手の間でグラスを傾けて氷を回していたが、やがて、自然に立ち上がるとグラスをサイドテーブルの上に乗せた。それからベルトを差し出した。私がそれを受け取ると、そのまま両手を拡げてみせる。
「どうすればいい?」
 まずは、平手で叩くのかな?だったら、膝の上に乗ってもらう?うーん、ちょっと躊躇いを感じた私は、彼が今まで座っていたソファを指し示した。
「そこに手を付いて四つん這いになってもらえる?」
「オーライ」
 明るい声で軽く返事をすると、彼は何のためらいも無くそのソファに上半身を預けて膝を付いた。自然とお尻が目の前に突き出される。私は椅子から乗り出すと手を伸ばしてそのお尻を掌でそおっと撫でた。スーツのウールの手触りの向こうに、確かに筋肉質の男性の身体がある。私は、そのお尻をゆっくりと撫で回しながら、自分の気持ちがふわふわと漂いだすのを驚いて見つめた。相手の身体がわずかに持ち上がり、ゆっくりと掌に押し付けてくる。彼が悩ましげに溜息を付くのが分かった。
「ちょっと。そんなにされたら、もよおしちゃうよ。困ったなぁ・・・そういうのは予定に入って無いんでしょう?」
 のんびりとゆっくりと尋ねてくる彼の声は、低く柔らかく心地よい。欲望に性急になっている男の声ではなかった。私は自分も興奮して来ているのを確認しながら、手を腰に回してズボンのボタンを外した。ズボンを引き降ろし、シャツを捲り上げる。相手は腰を持ち上げて私の動作の手伝いをする。現れた男性のお尻は創造 していたよりもすべすべと冷たく感じられた。まるで、大理石の彫像のようだ。足の間から、ぶらんと性器が覗いている。こんな角度から、男性の体を見たことが無かった私は、思わず赤くなった。どきどきと走り出した心臓を押さえつけ、大きく息を吸うと最初の一打を彼のお尻に打ちつけた。

 ぱちん!

 思っていたよりも大きな音に、叩いた私のほうがびくっと飛び上がる。彼は何も言わず、そして動きもしなかった。ただ、ゆっくりとした深い息を吐き出しただけ。最初はこわごわ、でも段々と強く・・・叩くってことは運動の一種なのだろうか。それとも、他の意味があるのか。すぐに私の頬は上気して熱くなり、身体も汗ばんでくる。ゆっくりと間をあけて、規則正しく打った。お尻はだんだんと薄赤くなってきたけれど、彼は身じろぎもしないでじっとしている。
 ふいに、ついていた腕を伸ばすと起き上がった彼は、びっくりしている私の手を捕まえて握りこんだ。
「ストップ!」
 はあ、はあ、と、息が上がっているのは私一人。彼はほとんど表情を変えていなかった、そして握りこんだ掌をそっと開くと、困ったように溜息を付く。
「まっかになってる。それに熱い。」
 そうして私の顔を覗き込んだ。
「僕のお尻よりも、君の掌の皮のほうがずっと薄いんじゃないかな。」
 ビロードのような手触りのその声に、私は思わずうっとりと聞き惚れていた。今頃気が付くなんて変なの。ううん、そうじゃない。最初から私はこの声に惹かれていたんだ。相手の瞳の中を覗き込んで、それが、かすかに欲望の色を刷いていることに気がついた。思わず下を見ると引きおろして剥き出しになったそこが、勃っている事を確認してしまう。私の視線に気がついた彼は、そこで初めて赤くなった。
「ごめん。だって、綺麗な女性とこんな事をしているんだから、そこは見逃してくれなくちゃ。」
 そして、握っていた手をゆっくりと離すと少し後ろに体を引いた。
「ベルトを使うといいよ。掌で叩かれても、あまり痛くないから。返って手を傷めるんじゃないかと心配になってしまう。」
 彼は、かすかに微笑んだ。語尾も笑いに滲んでいる。もう一度、ソファの上に身体を戻す動作も、滑らかでまるで、猫科の動物のようにしなやかだった。私はサイドテーブルの上に乗せてあった、さっき渡されたベルトを取り上げた。そのままではあまりにも扱いにくい。二つ折りにして短く握ると即席のお尻叩きの道具が出来上がった。
 もう一度、息を整えて、彼の身体に向き直る。大丈夫。大丈夫。平気だから。

 何が平気なんだろう。自分の考えていることの意味すら掴めなかった。でも、それ以上に想い惑ってもしょうがない。思い切ってベルトを振りかぶると、私の掌の労働でさっきと違いピンクに色づいているそのお尻に振り下ろした。

ビシッ! 
 さっきとは明らかに違う、皮のはじける音に私はすくみあがった。一瞬、彼の身体が硬直して「うっ。」と、声を飲み込む気配が解った。彼のお尻に斜めに走った赤いベルトの痕がみるみるうちに膨らみを増して浮き上がってくる。その蚯蚓腫れを見つめているうちに、自分の心の奥底から、怯えと一緒に身体がふうわりと浮き上がるような酩酊感が襲い掛かってくる。なんだろう。これは?
「ねぇ、大丈夫。」
「うん。続けて・・・。」
 ちょっと、かすれた声の返事は、彼が痛みを味わったことを私に教えてくれる。私が与えた痛みを彼が受け取ったことを。ぎゅっと目を瞑って、それからぱっと見開いた。もう、迷っちゃだめ。私は再び息を吸い込むとベルトをしっかりと握って振り下ろした。

ビシッ!・・・・ビシッ!・・・・ビシッ!・・・・・ビシッ!

 何度目だったろう。彼がうめき声をあげた。そして身体がみじろぎする。お尻はすでに縦横に蚯蚓腫れが走り、彼の背中は汗をのせててらてらと光り始めていた。そして私自身も、シャワーを浴びたのがすでに無駄だった様に、びっしょりと濡れている。ああ・・・・。私は腰が抜けたようにぺたんと座り込んだ。
 お互いが喘ぐ、息遣いだけが聞こえる。彼は、ぎゅっと目を瞑ってソファにかがみこんだまま、じっとしている。私は、ベルトから手を離すと、手を伸ばして腫上がったお尻に触れた。彼の身体がびくっと動く。かすかなうめき声と、ソファについた手が握りこまれていることで、結構ひどく痛めつけてしまったことに気がついて、心配になってきた。
「ごめんなさい。大丈夫?」
 何度かの深呼吸の後、彼は身体を起した。こわばった頬が優しい笑みを作ろうと努力してゆがむのが分かった。ひどく打ち過ぎた?怒らせてしまったのかしら。乱れて額に落ちかかった髪を掻き揚げた指はかすかに震えている彼は、ズボンを引き上げてボタンを留めると、ソファに寄りかかるように肘をついて、ほうっと溜息を付いた。
「痛いって言うよりも・・・。」
「え?」
「困ったな。あなたが欲しい。」
 私はびっくりして、ぽかんと口をあけてしまった。ちらっと彼は私へ視線を流すと肩を震わせて笑った。
「こんなに、強く欲情するなんて予想してなかった。」
 彼は握り締めた手をソファに強く押し付けた。衝動を押さえつけようとするように。その手を宙に浮かせたら、もうおしまいだというように。
「え、じゃあ・・・・。」
 どうしよう。私は、もう一度自分の心に問いかけた。私は、彼を好きになり始めている?それとも、これはただの成り行きなのかしら。
「する?」

「いいんですか?」
 躊躇いながら、逡巡しながら、それでいて性急に、もどかしげに聞き返してくる男。その腕の中に、私は自分から飛び込んでいった。彼は、文字通り私を掻き抱いた。きつく、きつく、抱き締めた。
「ほんとうに?」
 黙って彼の胸にうなずく。私は、彼を欲しがっている。彼と同じくらいに。強く、そして激しく。これが、恋の始まりであろうと、ただの成り行きであろうと、ここで、すれ違ってしまうのはあまりにも惜しく感じられるほどに。熱くなっていた身体を彼に押し付けた。彼は、もう何も尋ねなかった。黙って私を引き倒した。

 私たちはそのまま、床の上で交わった。ジェットコースターを滑り落ちるような、情熱のほとばしりに身を任せた。




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