背もたれにぐったりと寄りかかり、赤の他人の注目の前で叔父にキスされながら逝ってしまったという事実を噛み締めた。叔父は満足げな微笑を浮かべてウィスキーを飲んでいる。この人の神経はザイルで出来ているんじゃないだろうか。人前で男にキスしておいて平然としたものだ。まだまだ、学ぶことはたくさんある…一緒にいるといつも思い知らされる。
「博人、おいで」
ここで、逆らってもしょうがない。叔父の肩に体重を預けて、逝ってしまった後の快感の余韻を楽しんだ。
「部屋へ行くか?」
このままで?僕の眉が上がったのを見て、叔父は苦笑すると立ち上がるように態度で促して、化粧室へリードした。逆らいようが無い、有無を言わせない態度。抵抗すればかえって人目を引くだけなのでおとなしく個室に連れ込まれる。両手を壁につくように言われしぶしぶと従うと、すばやくベルトを緩められズボンを引き摺り下ろされた。この年齢にになって叔父にこんな姿を見られないといけないのは思いっきり情けなかったが、しかたなかった。
「リングがあるから射精しないと思っていたのに」
「それほど強く締め上げるタイプじゃないんだ。振動するようにしたからな」
溜息をつく間もなく下着まで引き下ろされてしまう。むき出しになった身体を、いつのまに持ってきていたのか、テーブルの上に置いてあったお絞りでさっさと拭われてしまった。
あっという間に脱がされた下着と一緒にダストボックスに捨てられてしまう。こんなところに捨てていくのか。と、内心、今日で一番にしり込みする心を叱咤している間に手早く服を直された。何か言う暇も考える時間すらもなく壁に押し付けられてキスされていた。
「う……」
首を振って逃れようとしたが、上手にいなされて壁に押し付けられる。上から覆いかぶさられるともう逃げようが無い。深く、深く、息もとまるようなみだらなディーブキス。それだけで危うく逝ってしまいそうになって、必死に胸を押し返す。
「どうした?」
「酷いですよ。手加減無しなんだから」
「キスくらいでおたおたするほどうぶでもないだろうに」
「あなたがうますぎるんですよ。腰が抜けそうだ」
ふうん。と、感心したようにうなずきながら身体を離してから、叔父はじろじろと人の身体を嘗め回すように眺める。
「なんです?」
「いや、おまえMでもいけるんじゃないか?」
思わせぶりに笑いながら肩をつかんで、壁にもたれかかった身体を立たせてくれた。思わずかあっと顔が赤くなった僕は勢いに任せて、ドアを開けて外に出た。あああ。これで終わりだったら、腹立たしさに任せて帰ってしまえるのに。歯噛みしても仕方なかった。今夜は叔父の手のひらの上に乗っているも同然の立場なのだから
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この記事へのコメント
もちろん(*^^)v
リンクしちゃってください。
このブログはリンクをもくじにつかってるので
本宅のように、どんどんリンクを作れなくって
そこは、ほったらかしだったんですけど
今回だいすきなせつなからドラックバックをもらったのに
業者のトラバが多すぎて、すぐに埋もれてしまうの。
もう、トラックバック禁止事項にしちゃおうかと思った。
でも、そうすると、またトラックバックをしてもらいたい時に
うまくいかないと困るので、直接リンクを書き込んじゃいました。
(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
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あ★コメント欄の下に、せつなのリンクがあるー><
うわぁああん!嬉しいようぅー。(〃▽〃)
重ねがさね、ずうずうしくなっているのは承知しておりますが!
せつなのブログにも、「人形のように」をリンクしてもいいですか?
(じつはずっとお願いしたかったのです…。)
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2006/04/16(日) 01:38 | URL | せつな #-[ 編集]