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5、露出

ここでは、「5、露出」 に関する記事を紹介しています。
 「全裸でベランダへ出て、頭の上に手を組み胸を突き出し足を開いて立ちなさい。ゆっくり「だれかが、恥ずかしい私の格好を見ている。」と30回言うまで動いてはならない。」

 いきなりの露出の命令。どうしたらいいのか分かりません。私は8階建てのマンションの5階に住んでいます。周囲にはあまり大きな建物は無いのでベランダに出ても下からは見えないと思います。でも、向かいに同じくらいのマンションが何棟が建っていて、こちらに窓が開いている建物も、通路がある建物もあるのです。

 私は決心が付きませんでした。誰かに見られるかもしれないと思うと、怖くて仕方が無いのです。でも、ここでやめたら昨日まで、いろいろと悩みながらもやってきたことが無駄になってしまいます。私はとにかく周囲が真っ暗になるまで待つことにしました。

 午前1時を廻った頃、ほとんどのマンションの明かりが消え始めます、まだ、付いているところもカーテンを閉めたりしています。私は自分の部屋の電気を消して、服を脱ぎました。心臓がドキドキと音を立てています。「大丈夫。誰にも見られない。大丈夫。」自分で、自分に言い聞かせながら、ベランダにすべりでました。

 でも、立ち上がることが出来ません。ふるえながら身体を丸め胸を覆いしゃがんでいました。夜気が冷たくあっという間に鳥肌が立ちます。早く立たないと・・・。思い切って立ち上がり、指定さてたポーズを取りました。遠くに、電灯の明かりが瞬いているのが見えます。まだ、街は起きている・・・。

 開いた足の膝が震えます。「だ、誰かが恥ずかしい私の格好を・・見ている。」舌がもつれてうまく言葉が言えません。頭の後ろで組んだ手が緊張のためがくがくしました。さっきまで鳥肌が立っていたのに、恥ずかしさのために身体がカあっと熱くなって来ます。見られていたらどうしよう。そんなはずは無い。こんなに暗くて電気を消しているんだもの。見えないはず。見えるはず無い。そう思ってはいても、月の光が煌々と辺りを照らしています。「誰かが私の恥ずかしい格好を見て、いる。あああ!」この言葉が、私の気持ちを苛みます。30回唱えたときには精も根も尽き果ててしゃがみこんでしまいました。這うようにして部屋へ戻ります。しゃがんだまま鍵をかけてカーテンを引き、その場所に這いつくばって、大きく息を繰り返すだけです。

 そのとたんに、携帯が鳴り出しました。私は、びっくりして飛び上がりました。急いで携帯に飛びつくとメールが来ていました。そこには・・・

「許可なくオナニーしてはならない。」
 
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