ようやくベッドから抜け出した後も、すべて元通りというわけには行かなかった。動かなかったせいで落ちてしまった筋肉を元通りにするための散歩やマッサージ。そんな忍耐を要求される治療は、すっかり弱っていた彼女にとって、痛みを伴う辛い物だった。
こわばった身体を和らげるために伯爵に伴われて湯治に連れて行かれたり、そんなあれこれしているうちに、私の卒業はもう目の前だった。伯爵が約束したとおり、私は王にお目どおりを許され、侍従として官の一端を担う仕事を約束された。
たまに、ゆっくりと会う事が出来ても、彼女の身体が戻らぬ以上、睦みあう事もできずただ寄り添って過ごすだけだった。彼女は言葉少なで遠い目をして、空を見るばかり。あの、無邪気な微笑みも、笑い声もすっかりと影を潜めてしまった。
お互いに抱きしめあう。ただ、温もりを味あうために。くちづける。想いを伝えるために。
そして、ようやく卒業した私が王宮に出仕を始めた時期になってようやく、彼女は医者から完治のお墨付きをもらう事が出来た。仕事が終わり、伯爵の館を訪ねると、マリエーヌは四阿の椅子に座って髪を風になびかせていた。そして、私が近づいていくとすっかりと大人びた表情でにっこりと笑った。
「マリエーヌ」
屈んで、彼女の頬にくちづけた。彼女はその手をゆっくりと持ち上げて、私の首に廻すと、私の耳元に唇を寄せてきた。キスを返されるのかと思った私の耳に彼女の甘い吐息がかかった。
「ニコラス。お仕置きは?私、ずっと待っていたのに」
私は、息を飲み、彼女の肩を掴んで身体を引き剥がすとその顔を覗き込んだ。緑色の魔性の瞳が、底知れない深い色をたたえて見返してくる。
「マリエーヌ。君は、本当は誰なんだ」
ものうげな瞳はゆっくりと降りてきたまぶたの陰に隠れ、そしてくすくす笑いの後に揚げられた時には、一転きらりと光る不思議な色をたたえていた。
「知らなかったの?最初に教えてあげたじゃない。私は私。女のようでいて女で無い者。男のようでいて男でもない者」
「でも、今はもう、伯爵家の頭痛の種ではない。私の妻となるべき相手だ」
疑わしげな表情で瞳を細めて私を見つめてから、マリエーヌは唇を突き出してきた。
「あなたは、ぼくを見たでしょう。それでも、本当に妻にするつもりなの。ぼくは、男を引き寄せる。狂わせる。前後の見境を無くさせて、その道を誤らせてしまう」
「あの、貞操帯を君の身体から無理矢理引き剥がしたのは誰なんだ」
「男たち。あの三人の男たち。無理矢理押さえつけて、力づくで…」
やっぱり…。足元から、墓場から吹くようなぞっとする風が吹き抜けていく想いだった。
「君は…抵抗したんだね」
「そうだよ。出来る事はみんなした。殴り返して、蹴って、引っかいて、噛み付いて。でも、無駄さ。男三人の力に適うはずはない。痛みに呻いている僕をあの医者は無理矢理…」
私は、彼女の腕を掴んで揺さぶった。
「なぜ、言わなかった。最初に聞いていたら、あの男、生きて国外に出したりしなかった!」
「だから、言わなかったんじゃないか。あの男が僕に悪戯したのは、あれが、初めてじゃないさ。伯爵だって知っている。最初から、分かっていたはずだ。誰が何をしたかなんて。そのために貞操帯をつけさせたんだし、結局は何の役にも立たなかったけど……」
つぶやく彼女の髪は風にほつれて、目の下にうっすらと浮かぶ隈は、彼女がこの半年間に舐めてきた辛酸を私に教えた。私は茫然とする思いで彼女の顔をただみつめるだけだった。
「ねぇ、お仕置きしてよ。約束したじゃないか。僕を縛り付けてくれるって。鎖に繋いでくれるって。誰にも触らせないって。それとも、この半年で思い直した?怖くなった?僕がほんとは女の子じゃないって思い知った?僕の異常さに初めて気がついた?知ってたよ。ずっと思っていた。本当の僕を見たら、貴方は驚いて飛び退り、裸足で逃げ出してしまうだろうって。貴方が見ているのは飾り立てた人形の僕。本当の僕を愛してくれる人なんかいない。こんな!こんな!化け物なんか、誰も愛したりなんかしない!」
私の腕にすがりついていた彼女は、突然飛び離れてのけぞり笑った。甲高い声で。私は思わず彼女を両手で捉え激しく揺さぶった。彼女は笑うのをやめると、暗い絶望の炎をちらつかせた暗い瞳で睨みつけた。
「痛くしてないと、だめなんだよ。この半年は平気だった。酷い目にあっていつも傷が痛んだからね。それこそ身動きするのも辛いくらいに…。でも、もう痛くないんだ。二、三日前から、どこも痛まない。貴方には、分からない。誰にも分からないんだ!僕と同じ様な人間なんて誰もいない。引き裂いてよ。いっそ、殺して!僕が…僕が世界を滅ぼしてしまわないうちに」
胸を切り裂かれるような痛みに私は呻いた。そして、彼女の身体を、腕を、きつく握りしめた。痣が残るほどに強く。そして噛み付くように彼女の口を自分の唇で覆った。彼女が思わず顔を引いて逃れようとするほど、きつく吸いあげた。
何度も。何度も。何度も。そして、彼女の頭を、身体を、しっかりと私の胸に押し付けた。
「約束を違えるつもりは無いよ。君はもう、私の物なのだから。君を鎖につなぎ、打ち据え、誰の手にも渡したりしない。君という獣を私のものにしてみせる」
私は、乱暴に彼女の服の胸元をしっかりと掴むと、思いっきり引き裂き引き降ろした。絹を裂く音がしじまに響く。意味の無い狼藉。それから膝の上に突き倒すように彼女を抱き抱え、裾をめくり返す。レースがあふれ下穿きに覆われた丸いお尻が現れた。私は紐をほどく手間をかけずに、彼女の下着を引き下ろした。彼女は、怯えたような悲鳴をあげ、本気で逃れようと抵抗する。その身体を力づくで押さえ、彼女の身体に残った白い絹を引き裂いて取り除いた。
丸く、傷ひとつ無い美しい宮殿が私の目の前に拡がった。白くなめらかな冷たい大理石のようなドーム。ゆっくりと焦らすように指を這わせる。軽く摘み、赤い爪あとをつける。ぶるっと彼女が身震いし、私の膝にしがみつく。第一打は、一番のふくらみの上に。私は息を吸い込み、手を振り上げる。マリエーヌ。僕の妻。僕の悪魔。僕のただひとりの愛する人。信じる神よ。
思いっきりその手を振り下ろす。容赦のない第一打に彼女はひきつけるように私の膝の上で跳ねた。
肉を打つ無情な音が辺りに響く。一打、一打に力をこめて打った。打つ掌が痛く、打つだびに痺れが拡がって行く。彼女は呻き、身をよじり、悲鳴をあげて、膝に爪を立ててしがみつく。回数を重ねるうちに、彼女の悲鳴はより甲高く、汗ばんだ身体は耐え切れずにもがきだす。
「ひいっ!…痛い。…痛い。ニコラス。お願い。やめて!」
頭を振り立てると髪が翻った。激しく首を振り、腕を突っ張って、起き上がろうとする。その脚を脚で絡めて押さえつけた。
「もっと、打って欲しい?」
激しい興奮に私の息は切れ切れで、擦れた声は裏返る。彼女はしゃくりあげ、泣きながら私の膝にしがみつく腕に力をこめた。
「答えるんだ!マリエーヌ。もっと、打って、欲しいのか!?」
ひっく、ひっくとしゃくりあげる鳴き声を必死に飲み込むのが分かった。何度か息をつき、涙を振り払うと、彼女はかすかに身じろいで動かなくなった。そして、息を吸い込んだ。
「打って……」
囁くような小さな声が私を誘う。可愛いマリエーヌ。私の、私だけの妻。
「打って!もっと打ってよ!もっと、もっと強く!もっと酷く!……耐えられないほどに!」
その一週間後、私は彼女を妻に娶った。花のようなマリエーヌ。私の愛しい獣よ。私達は、そうして、正式に夫婦となったのである。
fin.
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こわばった身体を和らげるために伯爵に伴われて湯治に連れて行かれたり、そんなあれこれしているうちに、私の卒業はもう目の前だった。伯爵が約束したとおり、私は王にお目どおりを許され、侍従として官の一端を担う仕事を約束された。
たまに、ゆっくりと会う事が出来ても、彼女の身体が戻らぬ以上、睦みあう事もできずただ寄り添って過ごすだけだった。彼女は言葉少なで遠い目をして、空を見るばかり。あの、無邪気な微笑みも、笑い声もすっかりと影を潜めてしまった。
お互いに抱きしめあう。ただ、温もりを味あうために。くちづける。想いを伝えるために。
そして、ようやく卒業した私が王宮に出仕を始めた時期になってようやく、彼女は医者から完治のお墨付きをもらう事が出来た。仕事が終わり、伯爵の館を訪ねると、マリエーヌは四阿の椅子に座って髪を風になびかせていた。そして、私が近づいていくとすっかりと大人びた表情でにっこりと笑った。
「マリエーヌ」
屈んで、彼女の頬にくちづけた。彼女はその手をゆっくりと持ち上げて、私の首に廻すと、私の耳元に唇を寄せてきた。キスを返されるのかと思った私の耳に彼女の甘い吐息がかかった。
「ニコラス。お仕置きは?私、ずっと待っていたのに」
私は、息を飲み、彼女の肩を掴んで身体を引き剥がすとその顔を覗き込んだ。緑色の魔性の瞳が、底知れない深い色をたたえて見返してくる。
「マリエーヌ。君は、本当は誰なんだ」
ものうげな瞳はゆっくりと降りてきたまぶたの陰に隠れ、そしてくすくす笑いの後に揚げられた時には、一転きらりと光る不思議な色をたたえていた。
「知らなかったの?最初に教えてあげたじゃない。私は私。女のようでいて女で無い者。男のようでいて男でもない者」
「でも、今はもう、伯爵家の頭痛の種ではない。私の妻となるべき相手だ」
疑わしげな表情で瞳を細めて私を見つめてから、マリエーヌは唇を突き出してきた。
「あなたは、ぼくを見たでしょう。それでも、本当に妻にするつもりなの。ぼくは、男を引き寄せる。狂わせる。前後の見境を無くさせて、その道を誤らせてしまう」
「あの、貞操帯を君の身体から無理矢理引き剥がしたのは誰なんだ」
「男たち。あの三人の男たち。無理矢理押さえつけて、力づくで…」
やっぱり…。足元から、墓場から吹くようなぞっとする風が吹き抜けていく想いだった。
「君は…抵抗したんだね」
「そうだよ。出来る事はみんなした。殴り返して、蹴って、引っかいて、噛み付いて。でも、無駄さ。男三人の力に適うはずはない。痛みに呻いている僕をあの医者は無理矢理…」
私は、彼女の腕を掴んで揺さぶった。
「なぜ、言わなかった。最初に聞いていたら、あの男、生きて国外に出したりしなかった!」
「だから、言わなかったんじゃないか。あの男が僕に悪戯したのは、あれが、初めてじゃないさ。伯爵だって知っている。最初から、分かっていたはずだ。誰が何をしたかなんて。そのために貞操帯をつけさせたんだし、結局は何の役にも立たなかったけど……」
つぶやく彼女の髪は風にほつれて、目の下にうっすらと浮かぶ隈は、彼女がこの半年間に舐めてきた辛酸を私に教えた。私は茫然とする思いで彼女の顔をただみつめるだけだった。
「ねぇ、お仕置きしてよ。約束したじゃないか。僕を縛り付けてくれるって。鎖に繋いでくれるって。誰にも触らせないって。それとも、この半年で思い直した?怖くなった?僕がほんとは女の子じゃないって思い知った?僕の異常さに初めて気がついた?知ってたよ。ずっと思っていた。本当の僕を見たら、貴方は驚いて飛び退り、裸足で逃げ出してしまうだろうって。貴方が見ているのは飾り立てた人形の僕。本当の僕を愛してくれる人なんかいない。こんな!こんな!化け物なんか、誰も愛したりなんかしない!」
私の腕にすがりついていた彼女は、突然飛び離れてのけぞり笑った。甲高い声で。私は思わず彼女を両手で捉え激しく揺さぶった。彼女は笑うのをやめると、暗い絶望の炎をちらつかせた暗い瞳で睨みつけた。
「痛くしてないと、だめなんだよ。この半年は平気だった。酷い目にあっていつも傷が痛んだからね。それこそ身動きするのも辛いくらいに…。でも、もう痛くないんだ。二、三日前から、どこも痛まない。貴方には、分からない。誰にも分からないんだ!僕と同じ様な人間なんて誰もいない。引き裂いてよ。いっそ、殺して!僕が…僕が世界を滅ぼしてしまわないうちに」
胸を切り裂かれるような痛みに私は呻いた。そして、彼女の身体を、腕を、きつく握りしめた。痣が残るほどに強く。そして噛み付くように彼女の口を自分の唇で覆った。彼女が思わず顔を引いて逃れようとするほど、きつく吸いあげた。
何度も。何度も。何度も。そして、彼女の頭を、身体を、しっかりと私の胸に押し付けた。
「約束を違えるつもりは無いよ。君はもう、私の物なのだから。君を鎖につなぎ、打ち据え、誰の手にも渡したりしない。君という獣を私のものにしてみせる」
私は、乱暴に彼女の服の胸元をしっかりと掴むと、思いっきり引き裂き引き降ろした。絹を裂く音がしじまに響く。意味の無い狼藉。それから膝の上に突き倒すように彼女を抱き抱え、裾をめくり返す。レースがあふれ下穿きに覆われた丸いお尻が現れた。私は紐をほどく手間をかけずに、彼女の下着を引き下ろした。彼女は、怯えたような悲鳴をあげ、本気で逃れようと抵抗する。その身体を力づくで押さえ、彼女の身体に残った白い絹を引き裂いて取り除いた。
丸く、傷ひとつ無い美しい宮殿が私の目の前に拡がった。白くなめらかな冷たい大理石のようなドーム。ゆっくりと焦らすように指を這わせる。軽く摘み、赤い爪あとをつける。ぶるっと彼女が身震いし、私の膝にしがみつく。第一打は、一番のふくらみの上に。私は息を吸い込み、手を振り上げる。マリエーヌ。僕の妻。僕の悪魔。僕のただひとりの愛する人。信じる神よ。
思いっきりその手を振り下ろす。容赦のない第一打に彼女はひきつけるように私の膝の上で跳ねた。
肉を打つ無情な音が辺りに響く。一打、一打に力をこめて打った。打つ掌が痛く、打つだびに痺れが拡がって行く。彼女は呻き、身をよじり、悲鳴をあげて、膝に爪を立ててしがみつく。回数を重ねるうちに、彼女の悲鳴はより甲高く、汗ばんだ身体は耐え切れずにもがきだす。
「ひいっ!…痛い。…痛い。ニコラス。お願い。やめて!」
頭を振り立てると髪が翻った。激しく首を振り、腕を突っ張って、起き上がろうとする。その脚を脚で絡めて押さえつけた。
「もっと、打って欲しい?」
激しい興奮に私の息は切れ切れで、擦れた声は裏返る。彼女はしゃくりあげ、泣きながら私の膝にしがみつく腕に力をこめた。
「答えるんだ!マリエーヌ。もっと、打って、欲しいのか!?」
ひっく、ひっくとしゃくりあげる鳴き声を必死に飲み込むのが分かった。何度か息をつき、涙を振り払うと、彼女はかすかに身じろいで動かなくなった。そして、息を吸い込んだ。
「打って……」
囁くような小さな声が私を誘う。可愛いマリエーヌ。私の、私だけの妻。
「打って!もっと打ってよ!もっと、もっと強く!もっと酷く!……耐えられないほどに!」
その一週間後、私は彼女を妻に娶った。花のようなマリエーヌ。私の愛しい獣よ。私達は、そうして、正式に夫婦となったのである。
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この記事へのコメント
(^.^; オホホホ
くすぐり責めですか。
さやかは、こちらのブログでは
切ない物語を書こうとしているので
テーマが決まらないと書けないのです。
だから、くすぐり責めで表現できるテーマがあれば
書けると思いますが・・・・。
もし、どうがんばっても、切なくならない時は
スパンキングとSMの方で、がんばりまーす。
くすぐり責めですか。
さやかは、こちらのブログでは
切ない物語を書こうとしているので
テーマが決まらないと書けないのです。
だから、くすぐり責めで表現できるテーマがあれば
書けると思いますが・・・・。
もし、どうがんばっても、切なくならない時は
スパンキングとSMの方で、がんばりまーす。
ちょっぴりスランプなさやかは
最近、昔の作品を読み返していました。
「どうやってこれ、書いたんだっけ?」(^_^;)
皆目見当もつかない。
なんだか、だんだんへたっぴいになっていくような気がする。
だから、せつなに「大好き」と言ってもらえてほっとします。
そして、また、がんばろうって思えるんです。
最近、昔の作品を読み返していました。
「どうやってこれ、書いたんだっけ?」(^_^;)
皆目見当もつかない。
なんだか、だんだんへたっぴいになっていくような気がする。
だから、せつなに「大好き」と言ってもらえてほっとします。
そして、また、がんばろうって思えるんです。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/11/20(月) 14:19 | | #[ 編集]
せつなはこの頃思うんです。
お仕置きされたいって思うのは許されたいからなんだなって。
ひどくお仕置きされて我慢できなくなって
「もう許して許して」
と叫びながら許されることだけに思考は支配される。
「いい子だね。これで終わりだよ。」
主人に許されることで、擬似的に自分の持つ原罪を許されたような
気分になるのかもしれない。。。
半陽陰であること、誘惑してしまうこと、奔放であること…
マリエーヌはそれらから解放された?
きっとニコラスが一生をかけてマリエーヌを解放してくれるんだね。
だって夫婦だもんねvv(o→ܫ←o)ウフフ・・・。
さやかさま、お疲れ様でした♪
せつなはこの物語、さやかさまの作品の中でも特に印象に残りました。とても大好きです。次作も楽しみにしてますね…。
まずはゆっくり休んでください(゚∈゚*)
お仕置きされたいって思うのは許されたいからなんだなって。
ひどくお仕置きされて我慢できなくなって
「もう許して許して」
と叫びながら許されることだけに思考は支配される。
「いい子だね。これで終わりだよ。」
主人に許されることで、擬似的に自分の持つ原罪を許されたような
気分になるのかもしれない。。。
半陽陰であること、誘惑してしまうこと、奔放であること…
マリエーヌはそれらから解放された?
きっとニコラスが一生をかけてマリエーヌを解放してくれるんだね。
だって夫婦だもんねvv(o→ܫ←o)ウフフ・・・。
さやかさま、お疲れ様でした♪
せつなはこの物語、さやかさまの作品の中でも特に印象に残りました。とても大好きです。次作も楽しみにしてますね…。
まずはゆっくり休んでください(゚∈゚*)
2006/11/19(日) 13:17 | URL | せつな #3/VKSDZ2[ 編集]