９、きゅうり

「いいわ。お仕置きは、また明日ね。とりあえず排泄がすんだらメールして。」
「も。申し訳ありません。」
　突き放すように冷たい先輩の声に、私は脅えて、謝るしかありませんでした。

　その後私は２０分以上もトイレに座っていました。中のものは全部出てしまったのに、途切れなく便意が繰り返し襲ってきて、立ち上がることが出来なかったのです。時々、ちゅるちゅると音を立てて粘液状の滴がたれます。私は惨めさとお尻の辛さに泣くしかありませんでした。

　ようやく治まって、トイレを出たことを報告しました。すると、即座にメールが戻ってきたのです。
「冷蔵庫のきゅうりにコンドームをかぶせてお尻に入れなさい。半分以上入ったら返信。」

ひいっ！

　私はしばらく携帯電話を両手で握りしめてうずくまって動けませんでした。冷蔵庫のところまで這うようにして移動し、野菜室からきゅうりを一本取り出します。スキンの封を切って、きゅうりにかぶせます。そしてお尻へ・・・。い、痛い！浣腸で無理に中身を絞りきったアナルはひりひりとはれぼったく、異物であるきゅうりを拒否しています。私はおろおろと辺りを見回します。・・・！そうだわ。ローションを。ローションをさっきと同じようにお尻に塗り付けました。きゅうりにもたっぷり塗り伸ばします。そしてもう一度お尻へ。
　めりめりと音がするのではと思うほどの抵抗と痛みの後ようやくきゅうりは私の身体の中へ入ってきました。半分・・・どれくらい入ったのか分からない私は鏡台の前へ移動しました。振り返って鏡を見ると、そこにはそそけ立った頬をこわばらせ、お尻にきゅうりをはやした女が振り返るようにしてお尻を覗き込んでいるのでした。いやああ！こんなの恥ずかしすぎる！

「入れました。」
「きゅうりを出し入れしてお尻を刺激しなさい。前に触ってはいけない。」

　私は膝立ちになって左手を前に突き、右手を後ろに回してきゅうりを動かし始めました。痛みが突き上げ、快感なんかまったくありません。それでも、私のあそこが熱くなってじわっと濡れてくるのがわかりました。はあっ。はあっ。はあっ。はあっ。んんんんっ。段々、抵抗が無くなって、痛みも弱くなってきました。

「ふふふ。ユキはよくそんな恥ずかしいことをする。今日はこれで終わり。今日も、オナニーしてはならない。」
　メール画面が段々涙で滲んできます。お尻からきゅうりをはやしたまま、私はそこにうずくまりしばらく泣き続けました。

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