１７、洗濯ばさみ

　｢洗濯ばさみで両方の乳首を飾り、携帯で写真を取って送りなさい。」

　しばらく先輩からメールが無くて、指をアナルに入れることに熱中していた頃に、この命令が来ました。写メールを送るのは恥ずかしいけど顔を映すわけじゃないし･･･。そう、思って甘く見ていました。

　いつものようにお風呂でアナルの拡張をして、指を三本に増やそうと格闘しましたが、まだ、痛くて三本入れるのはむずかしい状態です。お風呂から上がって鏡の前で、今日買ってきた新しい洗濯ばさみで乳首を挟みました。

　ギャー！！！！！痛い！

　挟んだとたん、必死になってもぎ取ったって感じでした。い、痛い！よく写真なんかで見るので、こんなに痛いなんて思っても見ませんでした。はずした後の乳首もずきずきしています。ちょっと挟んだだけでこんなに痛いのに･･･二つ挟んで写真を撮るなんて･･む、むり･･･。

　泣きたい気持ちで乳首をそっと撫でました。ああ。でも、やらないわけにはいきません。冷蔵庫から氷を取ってきて乳首を冷やしてみました。感覚を麻痺させてから･･と、思ったのです。でも、さっき洗濯ばさみを挟んだ方は氷を当てるだけでジンジンと痛みます。

　もう、我慢するしかない。息を詰めて洗濯ばさみで挟もうとしました。でも、勇気が出ません。自分でするってなんて難しいの。うろうろとしているうちに身体も冷たくなってきました。覚悟を決めて、やらないと･･･。まず、一個･･･い、痛い。動くのも辛い痛みが、乳房の中心に向かってツキンツキンと走ります。もう、一個。ああああ。痛い。
　
　ようやく二個の洗濯ばさみを挟むことができました。早く写真を取らないと･･･。鏡に胸を移しながら大急ぎで写します。画像を確認して、メールに添付して送ります。ふと、顔を上げると、鏡の中に乳首に洗濯ばさみをつけた私が映っていました。胸がジーンとするようなへんな感覚が突き上げてきます。

　私、調教されてるんだ。

　こんな恥ずかしいことして、それを写真にとって送ったりして･･。先輩がその写真を誰かに見せても私にはどうすることも出来ないんだ。そう思うと、じわじわと胸の奥に甘酸っぱい喜びがこみ上げてきます。

　胸がズキンズキンと痛みます。私は我に返って、洗濯ばさみを急いでとりました。あうっ。痛い。血が通い始めて鈍痛が乳首に走ります。も、もう一個。取らなきゃ。でも怖い。挟んだときよりも強い痛み。あああ。涙が滲んできます。思い切ってはずしました。ううううう！痛い。なぜか涙がどっと溢れてきます。・・・先輩。褒めてください。私、私、ちゃんと出来ました。

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