男の名前は、高原弓人(たかはらゆみと)。年齢はいくつだろう。多分四十代後半。職業は社長。ほんとはよく分からない。いくつも会社を持っているんだ。会社だけじゃない。ホテルもレストランもバーも持っている。金も使い切れないほど持っている。青山に本宅があって、奥さんも息子も娘も持っている。多分愛人だって男妾だって持っているんだろう。お袋の勤めていた店にとっかえひっかえ若くて綺麗な男を連れて来たって言ってたから、ホストクラブとか秘密クラブとか売春組織とか、思いっきり、怪しい事していたって不思議じゃないんだ。
ただし、見かけはえらくかっこいい。水も滴るいい男で、服の着こなしだって、押し出しだって…。女が群がって付いて来ても不思議じゃない。はっきり言って「金出して男買う必要がどこにあるんだ!」って叫びたくなるような男なんだよ。
で、俺が呼びつけられたのは、成城にある、別宅。別宅って言っても部屋が三十七に、風呂が十八もあるっていう迷路のようにでかい家。塀も高くて、厳重なセキュリティも、監視カメラも、警備員も付いている。玄関を入ってドアを閉められたときには、二度と外に出られないんじゃないかって思ったくらい。執事って、とんでもない職業の人間がいて無表情に出迎えてくれて、男の部屋へ案内してくれた。応接間?それとも書斎?分からないけど男はガウンを着て、ブランデーを飲んでくつろいでいた
「君が淳一君か」
思いっきり余裕かましたような態度と口調。
「条件は聞いたと思うけど、どうするつもりだい」
「…借金をチャラにする代わりに、ここに住んであんたのものになる。その代わり大学卒業まで生活教育の一切を面倒見てくれる。8年間の契約で…。その間は、何をされても文句を言わず絶対服従。そのかわりあんたも、一生残るような傷は体につけない。…だろ?」
この後の一言が俺の運命を決めてしまう。ああ、そうさ。開き直れ。逃げ場はない。震えを抑えて息を吸い込んだ。落ち着け俺。
「条件は飲んだから」
「ふむ、絶対服従って意味。分かっているのか」
「多分、分かってない。あんたが……あんたが何するつもりか知らないからね。きっと、思いっきり変態な事させるつもりなんだろ。でも、しょうがないさ。他に、選びようが無いし、お袋は俺をだまし討ちに、金だけ握ってさっさととんずらこいちゃったし」
高原は、苦笑した。
「じゃあ、脱いで。体を見せてもらおう」
いきなりかよ。こんな明るいところで?ベッドとかにも行かずに?これから、どういう生活が始まるのか突きつけられたような気がして、血の気が引いていくような気分だった。でも、ここで引いたら負けなんだ。何に負けるって分かっている訳じゃないけど、そんな事なんかなんでもない……って、顔をしてないと、やっていけそうに無い。俺は、歯をくいしばって、服を脱ぎ始めた。
男同士だっていっても、相手がいやらしい目的で見ているって思うだけで、顔から火が出るような屈辱だった。ボタンを外す手が震える。なんでもない。こんな事、ただ、服を脱ぐだけ。裸を見られたって減るもんじゃないし。自分自身に言い聞かせるようにして叩きつけるように服を脱いでいく。素っ裸になるとぐいっと顎を挙げて、男をにらみつけた。でも、どうしたって、顔が青ざめているのも、体が震えているのも、隠しようが無かった。
高原は、しばらく俺の顔を見ていた。それから舐めるように視線を下げていった。羞恥って、どんなものだか思い知らされるような視線。ちりちりとあそこに張り付くような。膝がかくかくと震える。こぶしを握りしめて足を踏ん張る。そうしていないと倒れそうだった。
「後ろを向いて」
追い討ちをかけるように高原が指図する。何を言われても逆らえないんだ。くるりと体を返す。思わず尻に力が入る。男同士で何をするのか知っているさ。尻の穴にあれを突っ込むんだ。ああ。だけど、自分が本当にヤラレル立場になるなんて今までこれっぽっちも考えてもみなかった。
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ただし、見かけはえらくかっこいい。水も滴るいい男で、服の着こなしだって、押し出しだって…。女が群がって付いて来ても不思議じゃない。はっきり言って「金出して男買う必要がどこにあるんだ!」って叫びたくなるような男なんだよ。
で、俺が呼びつけられたのは、成城にある、別宅。別宅って言っても部屋が三十七に、風呂が十八もあるっていう迷路のようにでかい家。塀も高くて、厳重なセキュリティも、監視カメラも、警備員も付いている。玄関を入ってドアを閉められたときには、二度と外に出られないんじゃないかって思ったくらい。執事って、とんでもない職業の人間がいて無表情に出迎えてくれて、男の部屋へ案内してくれた。応接間?それとも書斎?分からないけど男はガウンを着て、ブランデーを飲んでくつろいでいた
「君が淳一君か」
思いっきり余裕かましたような態度と口調。
「条件は聞いたと思うけど、どうするつもりだい」
「…借金をチャラにする代わりに、ここに住んであんたのものになる。その代わり大学卒業まで生活教育の一切を面倒見てくれる。8年間の契約で…。その間は、何をされても文句を言わず絶対服従。そのかわりあんたも、一生残るような傷は体につけない。…だろ?」
この後の一言が俺の運命を決めてしまう。ああ、そうさ。開き直れ。逃げ場はない。震えを抑えて息を吸い込んだ。落ち着け俺。
「条件は飲んだから」
「ふむ、絶対服従って意味。分かっているのか」
「多分、分かってない。あんたが……あんたが何するつもりか知らないからね。きっと、思いっきり変態な事させるつもりなんだろ。でも、しょうがないさ。他に、選びようが無いし、お袋は俺をだまし討ちに、金だけ握ってさっさととんずらこいちゃったし」
高原は、苦笑した。
「じゃあ、脱いで。体を見せてもらおう」
いきなりかよ。こんな明るいところで?ベッドとかにも行かずに?これから、どういう生活が始まるのか突きつけられたような気がして、血の気が引いていくような気分だった。でも、ここで引いたら負けなんだ。何に負けるって分かっている訳じゃないけど、そんな事なんかなんでもない……って、顔をしてないと、やっていけそうに無い。俺は、歯をくいしばって、服を脱ぎ始めた。
男同士だっていっても、相手がいやらしい目的で見ているって思うだけで、顔から火が出るような屈辱だった。ボタンを外す手が震える。なんでもない。こんな事、ただ、服を脱ぐだけ。裸を見られたって減るもんじゃないし。自分自身に言い聞かせるようにして叩きつけるように服を脱いでいく。素っ裸になるとぐいっと顎を挙げて、男をにらみつけた。でも、どうしたって、顔が青ざめているのも、体が震えているのも、隠しようが無かった。
高原は、しばらく俺の顔を見ていた。それから舐めるように視線を下げていった。羞恥って、どんなものだか思い知らされるような視線。ちりちりとあそこに張り付くような。膝がかくかくと震える。こぶしを握りしめて足を踏ん張る。そうしていないと倒れそうだった。
「後ろを向いて」
追い討ちをかけるように高原が指図する。何を言われても逆らえないんだ。くるりと体を返す。思わず尻に力が入る。男同士で何をするのか知っているさ。尻の穴にあれを突っ込むんだ。ああ。だけど、自分が本当にヤラレル立場になるなんて今までこれっぽっちも考えてもみなかった。
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