「各務、明日の夜にこいつを抱くから、それまでに一通り調べて、準備させておいてくれ」
明日の夜…。今日じゃないって事は俺をほっとさせる。と、同時に明日は何が何でも犯られちゃうのか…って、絶望感がじりじり忍び寄ってくる。でも、高原があっちへ行けと言う様に手を振ったんで、俺は、ありがたく洋服をかき集めて、下がらせてもらったさ。
あいつの視界の外へ出たってだけで、裸だろうがなんだろうがほっと息をつく気分だった。
「香川…淳一君だったね」
「え?あ…そう、です」
「こっちへおいで」
廊下で服を着るのも間抜けなので、俺は裸のままぺたぺたと裸足の足音をさせながら、そいつの後を付いて行った。通されたのは二階で、うすら寒いほど広い続き部屋だ。驚いたのは入り口の部屋は半分タイル張りで鏡張りの風呂とトイレがあるって事だった。仕切りはガラス一枚で、何も隠せていない。部屋の中にはなんに使うのかよく分からない手枷足枷がついた台や卓やソファがあった。天井からは鎖が下がっているし、ガラスの戸棚の中には胡散臭いものがわんさかと、並べられている。
「ここ俺の部屋?」
なんか、脱力して、もうしゃがみこみたい。なんで俺、こんな目に合わなきゃいけないんだろう。
「いや、違うよ。部屋は廊下をはさんだ向かいだ。安心しろ。普通の部屋だよ」
普通の部屋か。つまりここは、こいつにとっても、普通じゃないって事だ。
「…今から何するの?」
「今日は一通り調べて、洗うのは…まぁ、明日だね」
「調べるって…」
「病気が無いかとか」
「はぁ?あんた医者?」
「そうだ」
そうか。それで、白衣を着ているのか。ってか、家に医者までいるのか。何のために?それを考えると俺は心底ぞっとした。
「服は、ここに入れて。シャワーでも浴びるかい?」
鏡張りの風呂で?透明ガラスの仕切りしかないこの風呂で?ああああ。まるで動物園のサルになった気分。でも、さっきあいつに撫で回された事を思うと、石鹸をつけて思いっきり擦りたくりたい気分だった。
「浴びる」
俺は、服を彼が差し出したワゴンの中に放り込むと、ガラスの扉を開けて風呂の中へ入った。部屋の中は暖かいから、シャワーで十分だ。思いっきり泡を立ててゴシゴシゴシゴシ擦った。何の気なしに鏡を見ると、その中にこっちを見ている各務って医者の姿が映りこんでいた。遠慮の無い視線で、見ている。俺を見ている。素っ裸で体を洗っている俺の体を高原に叩かれて薄く赤くなっているむき出しの尻を。あいつに締め上げられた急所を。そして、明日は男に抱かれる事になっているその体を。
今の今まであいつはただの同性の医者だったのに。たまらない羞恥が体中を這い回って、俺は急にいたたまれなくって急いで目をそらせた。なのに…なのに…なんでだ?俺の息子はむくむくむくっと立ち上がってくるじゃないか。
え?正直仰天した。なんで?なんで?なんで勃つんだよ。焦って、また顔を上げた俺は、また、各務と目が合ってしまった。その瞬間、にやりと笑う各務の視線が俺を刺し貫いていた。
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明日の夜…。今日じゃないって事は俺をほっとさせる。と、同時に明日は何が何でも犯られちゃうのか…って、絶望感がじりじり忍び寄ってくる。でも、高原があっちへ行けと言う様に手を振ったんで、俺は、ありがたく洋服をかき集めて、下がらせてもらったさ。
あいつの視界の外へ出たってだけで、裸だろうがなんだろうがほっと息をつく気分だった。
「香川…淳一君だったね」
「え?あ…そう、です」
「こっちへおいで」
廊下で服を着るのも間抜けなので、俺は裸のままぺたぺたと裸足の足音をさせながら、そいつの後を付いて行った。通されたのは二階で、うすら寒いほど広い続き部屋だ。驚いたのは入り口の部屋は半分タイル張りで鏡張りの風呂とトイレがあるって事だった。仕切りはガラス一枚で、何も隠せていない。部屋の中にはなんに使うのかよく分からない手枷足枷がついた台や卓やソファがあった。天井からは鎖が下がっているし、ガラスの戸棚の中には胡散臭いものがわんさかと、並べられている。
「ここ俺の部屋?」
なんか、脱力して、もうしゃがみこみたい。なんで俺、こんな目に合わなきゃいけないんだろう。
「いや、違うよ。部屋は廊下をはさんだ向かいだ。安心しろ。普通の部屋だよ」
普通の部屋か。つまりここは、こいつにとっても、普通じゃないって事だ。
「…今から何するの?」
「今日は一通り調べて、洗うのは…まぁ、明日だね」
「調べるって…」
「病気が無いかとか」
「はぁ?あんた医者?」
「そうだ」
そうか。それで、白衣を着ているのか。ってか、家に医者までいるのか。何のために?それを考えると俺は心底ぞっとした。
「服は、ここに入れて。シャワーでも浴びるかい?」
鏡張りの風呂で?透明ガラスの仕切りしかないこの風呂で?ああああ。まるで動物園のサルになった気分。でも、さっきあいつに撫で回された事を思うと、石鹸をつけて思いっきり擦りたくりたい気分だった。
「浴びる」
俺は、服を彼が差し出したワゴンの中に放り込むと、ガラスの扉を開けて風呂の中へ入った。部屋の中は暖かいから、シャワーで十分だ。思いっきり泡を立ててゴシゴシゴシゴシ擦った。何の気なしに鏡を見ると、その中にこっちを見ている各務って医者の姿が映りこんでいた。遠慮の無い視線で、見ている。俺を見ている。素っ裸で体を洗っている俺の体を高原に叩かれて薄く赤くなっているむき出しの尻を。あいつに締め上げられた急所を。そして、明日は男に抱かれる事になっているその体を。
今の今まであいつはただの同性の医者だったのに。たまらない羞恥が体中を這い回って、俺は急にいたたまれなくって急いで目をそらせた。なのに…なのに…なんでだ?俺の息子はむくむくむくっと立ち上がってくるじゃないか。
え?正直仰天した。なんで?なんで?なんで勃つんだよ。焦って、また顔を上げた俺は、また、各務と目が合ってしまった。その瞬間、にやりと笑う各務の視線が俺を刺し貫いていた。
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