俺のお袋は、深く物を考えない人だった。人を愛する事の出来ない人だった。それでも、俺を産んで、ほったらかしだったけど、ここまで育ててくれた。高校だって、行かせてくれた。でも、売られた俺が、どんな目にあうかなんて、考えてもみなかったんだろうな。
黒い革の拘束具は、金具でリングにつなげるようになっていた。あっという間に俺は右手首と右足首、左手首と左足首をひとつに閉じ合わせられた格好でベッドに押し倒された。 そんな格好をするとどうしたって尻を突き出さないではいられない。高原は俺をうつぶせにしておいて、見せつけるようにゆっくり服を脱いだ。わざと恐怖をあおっているんだ。
俺はあいつの体を無視する事が出来ず、横目で見ずにはいられなかった。「裂ける」各務が残した言葉が俺をあおる。裸になった奴が、ベッドに上がってくるとクッションが沈む。全く脂肪の見当たらない筋肉だけの重い体。俺はぎゅっと目を瞑った。なんでもない。なんでもない。奴に抱かれるのは 俺が初めてじゃないんだ。何人もの男が奴に犯されたはず。だから大丈夫。
何の慰めにもならなかった。なのに、奴が尻を撫で回すと、つい一時間前まで各務にさんざん泣かされた体はすぐに反応し始めた。
くるりと尻を撫で回した後、十本の指を立ててまるで蜘蛛が這いよるようにじわじわと少しずつ中心に向かってずらしていく。これが、身震いするほど「いい」んだ。逃げ出したいほどのじれったさと、くすぐったいもどかしさが同時に襲ってくる。俺は尻を振って泣いた。恥も外聞もありゃしない。なのに、高原の奴は 延々とそれを繰り返した。奴は知っている。多分、何人もの男や女を各務に茹で上げさせて食ったんだろう。だから、こんな扱いが、どれほど甘い拷問になるのか知り尽くしているんだ。
やめてくれ、って、泣いて頼んだ。気が狂いそうなくらいじれったい状態に、あまりにも長時間さらされているのに、どうしようもないんだ。どこを触られても信じられないほど感じた。サディストの癖に高原の愛撫は、あまりにも優しく念入りだった。身もだえして、懇願する。
「お前の体は、感じやすい。それに、いい声で啼く」
外して。もう、いかせて。嫌。いやだ。気が狂っちゃうよ。
「もっとだ。もっと。啼いてみせろ」
高原の手がゆっくりとペニスまで、這い上がって来た時、俺は殺されそうに叫んでいた。助けて。もう、耐えられないよ。その瞬間、コックリングの金具を引かれ、俺は自由になっていた。ああああっ。コントロールできるはずも無く、あっという間に射精した。
俺は体に力が入らず、ぺしゃんこになった。その体を無造作にもとの位置に引き上げると、奴は俺にのしかかってきた。めりめりめりって、音が聞こえたような気がした。くたくたにされていた筈なのに、あまりの痛みに俺は全身に力を入れて硬直していた。俺の体の中には最後の仕上げに各務が浣腸器で入れたゼリーが入っていて挿入を助けてくれるはずだった。だけど、あてがわれたとたんに恐怖と嫌悪にすくんじまった体は、うまく受け入れる事が出来ない。突き上げてくる引き裂かれる痛みに、俺は叫ぶ事も息を吸う事も出来なかった。それでも、奴は斟酌無く最後まで俺の中に突き入れた。
「…締まるな」
今まで、全く平静だった奴の声が少しうわずっていた。痛みのため、無意識に奴を締め上げていたんだろう。だが、そんな事を考える余裕も、奴が動き始めたとたんに吹っ飛んだ。血が引いていくのが解る。冷や汗が噴出して体が震える。誰か、助けて。助けて……誰か……。
そうして、俺は、無力な獣として奴に引き裂かれた。
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黒い革の拘束具は、金具でリングにつなげるようになっていた。あっという間に俺は右手首と右足首、左手首と左足首をひとつに閉じ合わせられた格好でベッドに押し倒された。 そんな格好をするとどうしたって尻を突き出さないではいられない。高原は俺をうつぶせにしておいて、見せつけるようにゆっくり服を脱いだ。わざと恐怖をあおっているんだ。
俺はあいつの体を無視する事が出来ず、横目で見ずにはいられなかった。「裂ける」各務が残した言葉が俺をあおる。裸になった奴が、ベッドに上がってくるとクッションが沈む。全く脂肪の見当たらない筋肉だけの重い体。俺はぎゅっと目を瞑った。なんでもない。なんでもない。奴に抱かれるのは 俺が初めてじゃないんだ。何人もの男が奴に犯されたはず。だから大丈夫。
何の慰めにもならなかった。なのに、奴が尻を撫で回すと、つい一時間前まで各務にさんざん泣かされた体はすぐに反応し始めた。
くるりと尻を撫で回した後、十本の指を立ててまるで蜘蛛が這いよるようにじわじわと少しずつ中心に向かってずらしていく。これが、身震いするほど「いい」んだ。逃げ出したいほどのじれったさと、くすぐったいもどかしさが同時に襲ってくる。俺は尻を振って泣いた。恥も外聞もありゃしない。なのに、高原の奴は 延々とそれを繰り返した。奴は知っている。多分、何人もの男や女を各務に茹で上げさせて食ったんだろう。だから、こんな扱いが、どれほど甘い拷問になるのか知り尽くしているんだ。
やめてくれ、って、泣いて頼んだ。気が狂いそうなくらいじれったい状態に、あまりにも長時間さらされているのに、どうしようもないんだ。どこを触られても信じられないほど感じた。サディストの癖に高原の愛撫は、あまりにも優しく念入りだった。身もだえして、懇願する。
「お前の体は、感じやすい。それに、いい声で啼く」
外して。もう、いかせて。嫌。いやだ。気が狂っちゃうよ。
「もっとだ。もっと。啼いてみせろ」
高原の手がゆっくりとペニスまで、這い上がって来た時、俺は殺されそうに叫んでいた。助けて。もう、耐えられないよ。その瞬間、コックリングの金具を引かれ、俺は自由になっていた。ああああっ。コントロールできるはずも無く、あっという間に射精した。
俺は体に力が入らず、ぺしゃんこになった。その体を無造作にもとの位置に引き上げると、奴は俺にのしかかってきた。めりめりめりって、音が聞こえたような気がした。くたくたにされていた筈なのに、あまりの痛みに俺は全身に力を入れて硬直していた。俺の体の中には最後の仕上げに各務が浣腸器で入れたゼリーが入っていて挿入を助けてくれるはずだった。だけど、あてがわれたとたんに恐怖と嫌悪にすくんじまった体は、うまく受け入れる事が出来ない。突き上げてくる引き裂かれる痛みに、俺は叫ぶ事も息を吸う事も出来なかった。それでも、奴は斟酌無く最後まで俺の中に突き入れた。
「…締まるな」
今まで、全く平静だった奴の声が少しうわずっていた。痛みのため、無意識に奴を締め上げていたんだろう。だが、そんな事を考える余裕も、奴が動き始めたとたんに吹っ飛んだ。血が引いていくのが解る。冷や汗が噴出して体が震える。誰か、助けて。助けて……誰か……。
そうして、俺は、無力な獣として奴に引き裂かれた。
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